踵骨骨端炎について

踵骨骨端炎とは、踵骨骨端部、つまり、かかとの軟骨の部分が炎症を起こして、痛みを起こす疾患です。
これは、ジャンプや走ることで、かかとに負担がかかると起こりやすくなります。
また、踵骨骨端炎は、打撲をきっかけに発祥することがあるようです。
踵骨骨端炎は、運動不足の人や立ち仕事が多い人に、比較的起こりやすいようです。

かかとが痛む人は、正座をすることや、しゃがんだ姿勢をしないように注意しましょう。
このような姿勢は、筋肉に過度に負荷がかかっています。
そのため、痛みを増大してしまい、症状を悪化させてしまう原因になります。
また、階段の昇り降りも、炎症を悪化させてしまう可能性があります。

踵骨骨端炎の治療は、まず、アイシングを行います。
それにより、痛みと腫れを軽減します。
そして、患部の安静保持のためには、テーピングによる固定が効果的です。
テーピングの巻き方は、医師や専門家などに相談して、正しく行いましょう。
正しいテーピングの巻き方で行わないと、効果が出ません。
また、杖などを使い、患部に体重がかからないように注意することも大切です。

痛みが軽くなっても、急に走ったり、早歩きをするとまた負傷してしまうかもしれないので注意が必要です。
かかとの部分には、なるべくクッション材を敷き、衝撃をおさえるようにしてください。
そして、体重をかけないよう注意しながら、足関節、膝関節、股関節の運動を行いましょう。
腫れや痛みの強い場合は、必ず早めの受診をお勧めします。
軽く考えてそのままにし、悪化させてしまうケースが多いからです。



Posted by テーピング