半月板損傷について

膝の半月板は内側と外側にあります。
その役割としては、スムーズに膝関節の動きを補助します。
また、歩いたり、ジャンプしたりする際に、膝関節にかかる衝撃を吸収する働きがあります。

半月板損傷は、膝を強制的にひねった場合や、側方から強い力を加えられた場合などに多く発生します。
内側の半月板を損傷する割合が高いようです。

膝半月板を損傷したときの症状は、急性の場合は膝関節の痛みや腫れが生じます。
時には、膝関節がロッキングしてしまい、膝が伸ばせなくなったり、歩くのが困難になります。
慢性化すると、変形性膝関節症の原因ともなります。

まずは、専門医の診断を受け、適切な検査を受けることが必要です。
絶対に、自己判断で済ませないようしましょう。
ロッキングがみられない場合は、保存的治療で症状が軽くなるでしょう。
また軽症であれば、テーピングなどによる補助補強をし、痛みを軽減させるためのリハビリテーションを行います。

半月板を損傷した人は、歩いたり走ったりする時には、テーピングやサポーターを着用しましょう。
そして、しゃがんだり、膝をつくような動作を、できるだけ避けるようにしてください。
そのような努力が痛みを軽減し、軽い運動もできるようになるのです。
また、自宅でもリハビリをするように心がけましょう。
そして、運動をする際は、その活動レベルを下げることで、膝の症状はさらに軽くなります。
必ず適切な治療を受けることが大切なのです。



Posted by テーピング