偏平足について

昔の子供に比べ、今では足に土踏まずのない子どもが多いようです。
昔は外で遊ぶことが多く、自然に触れ合って遊んでいました。
それに比べ、現代では、テレビゲームをするのが当たり前になり、家での遊びが中心で、全身を使って遊ぶことが少なくなっています。
昔のように外で遊ぶことは、足を使うことがとても多く、それが土踏まずの形成になるのです。
そのため、昔は偏平足の人はあまりいませんでした。

偏平足とは、足の内側にくぼみがなくて、べったりと足の裏が地につく状態をいいます。
偏平足は、先天性のもの、麻痺性のもの、外反性偏平足の3つに分けられます。
そして、ほとんどが外反性偏平足です。
外反性偏平足は、かかとの骨が傾いてしまった状態のことをいいます。
そうなると、脚が疲れやすくなり、足底や足首、膝などが痛くなってきます。

主な原因は、足のアーチを支える筋肉や、足の骨をつないでいる靭帯が弱いことです。
そのため、立っていると踵が外側に傾いてしまい偏平足になるのです。
また、現代は靴を履いて、硬い路面を歩いたり、硬い床で生活するようになったために、足の指をあまり動かさなくなったことも原因だと考えられています。

治療法は、後天性の偏平足では、骨そのものの原因でなければ、足底板やテーピングなどで矯正することで、改善される場合が多いです。
足底板やテーピングは、足の縦アーチが下がらないように支える役目があります。
そして、縦アーチを持ち上げることで、不整な足根骨を矯正するのです。
また予防として、アーチを形成する靭帯や筋肉を鍛えることはとても大切です。
それには裸足で歩いたり、つま先立ちをするなど、よく動かすことが有効な予防対策になるのです。



Posted by テーピング