膝へのテーピングの巻き方

膝痛は老化のほか肥満、スポーツ障害、偏平足、重労働、骨折後の変形など、さまざまな原因が考えられます。
膝痛のときにテーピングなどにより、患部を固定することで、安静に保つことができます。

膝へのテーピングの巻き方ですが、まず膝を20度程曲げて、タックスプレー(粘着スプレー)を使用します。
皮膚を保護するために、アンダーラップを巻くと良いでしょう。
また、膝の裏にテープが横に入る場合は、カット綿を膝の裏に入れてアンダーラップを巻いてください。
テープのエッジで皮膚を傷めることがあります。

次にアンカーを巻きます。
アンカーとはテーピングの基点となるもので、テーピングする部位の両遠端に最初に貼るテープです。
アンカーはふくらはぎと太ももにそれぞれ1本ずつです。
ずれないくらいに力を入れて巻くようにしてください。

そして、サポートテープを貼ります。
これは、筋肉や関節を固定(制限)したり圧迫するために貼ります。
すべてのテープを1つのポイントでクロスさせてください。
膝を内側から支持するために、最も大切なことです。
基本は3本使うのですが、不安なときはさらにテープを加えてもよいです。

それからサーキュラーで、サポートがずれないようにします。
伸縮テープを使って上下各2本を目安に、上下交互に巻いていきます。
このとき、膝蓋骨の上にテープがかからないようにしてください。
これで完成です。

テーピングは基本的に、ケガをする前に予防をするためのものです。
ケガをしてからするものではありません。
また、ケガの症状や部位によってテーピングの巻き方や使うテープも違ってきます。
ケガを悪化させないためにも、正しいテーピングの巻き方を知ることが大切です。



Posted by テーピング