テーピングの講習会

歩くと痛む膝や、腰の痛みがあるときに効果的なのはテーピングです。
テーピングを貼ることで、歩くたびに感じていた痛みがなくなり、身体が軽くなったように感じます。
また、保護されている感じで安心して歩くことができるでしょう。

しかし、テーピングは専門的な知識を得ないと効果が出ません。
正しい貼り方、用途に合わせたテープ選び、巻き方等の知識が必要です。
そこで、テーピングについて学びたい人に、是非受けてもらいたいのが講習会です。
スポーツ用品や医療用品を扱う多くの会社では、正しいテーピングを学んでもらうために、講習会を開いています。

たとえば、ニチバンでは、日本各地で講習会を開いています。
スポーツテーピング講習会の基本コース、応用コース、また生活テーピング講習会が開かれています。


スポーツテーピングとは、スポーツ選手が関節にテーピングテープを巻いて、筋肉やじん帯等を保護することによって、ケガを予防し再発を防ぐためのテーピング方法です。
この講習会では専門家が指導してくれます。
また、実際に専門家と一緒にテープを巻きながら、正しいスポーツテーピングの巻き方を実践できます。

その応用コースでは、基本コースで学んだことの復習と、応用的なスポーツテーピングの実践をします。

生活テーピングとは、日常生活の中で使う体の動きを助けて、腰や間接の痛みを予防したり、やわらげるためのテーピング方法です。
生活テーピングの講習会でも、専門家が実際に巻き方を教えてくれます。

スポーツテーピングをすることで、運動競技による関節の動きを制限します。
それにより、競技中のケガへの不安をなくし、さらにケガの予防と再発を防いでくれます。
しかし、テーピングをすることによって、患部が固定してしまいます。
そのため、様々な注意をしなければいけません。
講習会の多くがでは、専門家と一緒にテープを巻くことができるので、正しいスポーツテーピングの巻き方を習得できるでしょう。
  


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テーピングの貼り方

テーピングをより効果的に貼れるように、あらかじめ準備をする必要があります。

まず、テープを貼る前にあらかじめ確認しないといけないことがあります。
それは貼る人が、皮膚の弱い人ではないか、外傷はないか、アレルギーのある人かどうかなどです。

確認したら、テープを貼る前に体毛を剃っておいてください。
直接テープを皮膚に巻いた方がより効果があるからです。
そして、テーピングを貼る部分は清潔にし、汗が出ている場合はふき取ります。
もし、貼る部分に傷がある場合は、その上にテーピングパッドを当てるか、アンダーラップを当てた後にテーピングをしてください。

アンダーラップとは、皮膚を保護するための専用のテープです。
これはテーピングテープの下に巻きます。
アンダーラップは、肌に直接巻くことにより、皮膚を保護してくれます。
またテーピングを剥がす時に、皮膚への刺激をやわらげる効果もあります。

次にテーピングの仕方ですが、テープは剥離紙を剥がしながら行ってください。
テープを引っ張らないようにして、貼る部分の筋肉を伸ばしながら貼ってください。
それが、テープを貼る基本です。

貼るタイミングは、前日のお風呂上りに家族や周りの方に貼ってもらうといいですよ。
運動をする前に長時間貼っておくことで、遠赤外線効果が得られるのです。

次に剥がすタイミングですが、運動した後も剥がれていないのなら、貼ったままでいることをお薦めします。
貼っていると運動後の疲労回復に効果があります。
ただし、貼っている部分がケガなどで冷やさなければいけない場合は、一旦剥がすことが必要です。
剥がす際は、テープから皮膚を少しずつ剥がしていくと痛さがとても軽くなります。
  


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テーピングの仕方

テーピングを行うときは、その目的が大切です。
それは、同じ部位に巻くとしても、ケガの症状や目的によってテーピングの仕方が変わってくるからです。

テーピングは、突き指や捻挫のための予防に用いられている場合もありますが、日本では再発予防として用いられる場合がほとんどです。
また、一度損傷したことで不安感がある場合や、また再発する恐れがある場合にもテーピングを行います。
医師が治療する際、ケガをした部位を固定するためにも行います。
これは、スポーツをするためではありません。
さらに、早期復帰に向けてのリハビリを行う上で、損傷した部位にストレスが加わり過ぎないようテーピングを行うこともあります。

テーピングをする際に注意することは、まず、使用するテープは目的や部位に合ったものを選ぶことです。
そして、関節の角度を目的に合うように設定し、一定の力で巻いていきます。
また、循環障害や神経を圧迫しないように、きつく巻き過ぎないように注意してください。

大切なことは、テーピングに頼り過ぎてはいけないことです。
テーピングは、ケガの予防やその再発防止のために、利にかなった完璧な治療方法とはいえません。
テーピングをする前に、まず、筋肉トレーニングや柔軟性を高めるためのストレッチを行うことが重要なのです。
そして、テーピングはその補助として活用することが望ましいです。
また、間違ったやり方のテーピングで、逆に関節を痛めることもあるので注意が必要です。
  


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