膝通と正座について

何もしていないのに膝に痛みや腫れが出てくるのは、日本の生活習慣が影響しています。
正座をすることが多い日本人は、膝を痛めやすいのです。

日本では、正座をすることが礼儀作法のひとつで、当たり前のようにやっています。
そのことが、日本人に膝痛で悩む人が多い要因になっています。
痛くても人前では礼儀として、無理に正座をしてしまう人が多いようです。
これは、膝痛を悪化させる原因になります。
お風呂の中では、浮力があるからという考えで練習する人がいますが、これもまた腫れと痛みを増大させてしまいます。

膝痛で注意することはいくつかあります。
膝が痛む人は、正座をすることが膝痛をさらに悪化させてしまう原因になります。
正座だけでなく、横座りやお尻の下にまくらを入れたとしても、腫れや痛みを増大させてしまいます。
また、しゃがんだ姿勢も良くありません。

膝の痛みと腫れを軽くするためには、まずアイシングを行います。
痛い場所を局所的にアイシングすることは、組織の回復を早めるのに効果的な治療です。
そして、患部の安静保持のためにテーピングなどを行います。
膝痛のためには、膝関節をしっかり支えるテーピングやサポーター等を適切に選び使用しましょう。
筋肉が回復すれば、サポーターは使わなくてもよいです。

膝痛の人は、膝周辺の筋肉や足の関節、また股関節などまでが硬くなっているので、それらの運動性が落ちてしまっています。
だから、膝関節の運動を集中的に行おうとしないで、股関節や足関節の運動から軽く行うようにしましょう。



Posted by テーピング